本日も
こんにちは、はるかぜです。
本日も皆さんとお話をできることを嬉しく思います。
強み
私の強みは学生相談です。長く携わってきました。
大学職員は、ジョブローテーションでいくつもの職場を移動することが多いです。
しかし、私は移動が少なく、たまたま就職課キャリアセンターでの経験が重なりました。
私は、資格を持つ専門家というより、学生の皆さんと話をするのが好きな相談者です。
それが長く続けられた原動力だと思います。
それに小難しい話をするより『話をよく聞くこと』『一緒になって悩むこと 』で信頼関係を築いてきたことも要因の一つかもしれません。
そんな今までの経験をもとに、あれこれお話をしていきたいと思います。
就活サポートしてます
ココナラにて、就活サポート(相談や面接対策)を行っています。
お気軽にプロフィールの『著作サイト』までメッセージをいただけますと嬉しいです。
陥りやすい症状
寝不足による脳の疲労
長時間労働は、寝不足の大きな原因です。寝不足は脳を疲労させます。
すると、考えるのが面倒になり、部屋の掃除や洗濯、食べることがおろそかになっていきます。
だんだん、生活のリズムが乱れていくのですが、仕事が忙しいせいにして、気にもしない。
日常会話も「しかたない、めんどくさい、疲れた」など後ろ向きになります。
行動や思考の単純化
行動や思考が単純化していくと、どうなるでしょうか?
新しいアイデアが出なくなったり、単純ミスを繰り返してしまったり、自分の能力の限界を感じたりします。ドツボにはまるといった感じです。
脳の疲労は、その根本的な原因を考えるより『単純にそれを自分の不注意のせい』としてしまいがちです。
とにかく頑張る
休むことよりも、とにかくガムシャラに頑張る。
何とかポイントを稼ぎたい。そうすることで、何とかなるような気がする。
本当にそれでうまくいくでしょうか?
入社後の、動機と行動を考え、どんな思考が生まれるか、パターンにしてみました。
3つの例を、一緒に考えてみたいと思います。
<パターン1>
入社→『自己実現』(動機)→『社内競争』→『目の前の数字をクリアしなければ』
<パターン2>
入社→『まじめさ』(動機)→『職場内の責任』→『自分がいないと職場や顧客に迷惑が』
<パターン3>
入社→『生活のため』(動機)→『脱落の恐怖』→『会社の中で何とか生き残らなければ』
このような思考が原因となり、自身を追い込んでしまう。そんな説明があります。
しかし、このような思考は、一見、常識のように見えます。どこが変なのでしょう?
自分の事に気づけなくなる
『脳が疲労し、判断力が下がっていることに本人が気付いていない』それが大問題です。
疲れた脳は、問題を過大にとらえすぎ、うまい解決策を見つけられなくなります。
それなのに、ひとりで抱え込んでしまう。
大きなストレスを感じると、ため息や涙が勝手にでたり、耳が聞こえにくくなる、胃が痛むなど、
身体が悲鳴をあげてきます。
が、それを変だと思わない。薬でごまかし、無理を重ねてしまう。
一つの思考にとらわれすぎること、身動きができないこと。周囲が見えていないまま、行動することが変なのです。
解決方法として
睡眠
簡単な解決方法は、シンプルに寝ることです。
眠れないなら軽い運動やお風呂に入る、部屋を暗くするなど、睡眠はとても重要です。
もう一つは、バランスの良い食事です。朝ご飯をとってください。
『頭と身体の健康を取り戻すこと』が一番の解決方法です。
それを見守ってくれる家族がいればいいのですが、単身者は自分で気をつけるしかありません。
小うるさい母親のありがたみが身に染みて感じるのは、そんな時かもしれませんね。
健康なあたまになったら、解決策が見えてきます。
A案がだめならB案、仲間や先輩に相談したり助けてもらう、医師やカウンセラーに相談する。ジタバタしてもだめなら、転職を考えるのもありです。
もし、大きなストレスに飲み込まれたら、どうなるか考えてみます。
小さいストレスなら、皆さんも経験したことはあるでしょう。でも、それだけでは理解できない、恐ろしさがあると言います。
自分の心と、自分の未来が見えない。光がないように感じたというのは、重い苦しい気持ちを表していると感じました。
少し堅苦しく説明しますと、
ストレスによる心身の破壊は、体調不良やうつ病などの精神疾患の原因となり、それは過労死、過労自殺の要因になると言われています。
また、ストレスは、生活の将来の破壊します。
うつ病の発症で退職した場合、治療に長期の時間がかかることが予想されるのですが、失業保険だけでは不十分です。
貯蓄や家族からの支援が少なければ、うつ病が改善しないまま再就職をするか、行政からの支援『生活保護』に頼るしかありません。
しかし、どちらも本人のプライドを傷つけ、ストレスの原因となります。
仕方なく、生活保護を申請しても、なかなか受理してもらえず、すぐにはもらえません。
また、急いで就職し、再び『ブラック企業』に入った場合、ストレスの圧力が高まり、うつ病をさらに悪化させることも注意しないといけません。
社会問題として
ブラック企業をテーマにお話をしてきました。働く環境は、個人の問題だけではなく、社会全体の問題となります。
ストレスやうつ病への理解と支援が必要です。しかし、現状は不十分です。
なぜ社会全体の問題なのか、簡単にまとめてみました。詳しい内容と説明は別の機会にしたいと思います。
ブラック企業の存在は、その業界全体のイメージの悪化をもたらします。
使い捨ての労働によるうつ病の蔓延は、医療費の増加と社会保障費増加させ、少子高齢化の要因にもなります。
それは、経済的、時間的、精神的な制約により。晩婚化や出産のタイミングを逃すことが懸念され、それによる、出生率の低下が予想されるからです。
経済面では、働く意欲の低下が、将来への希望を不透明にし、国内消費の縮小や人材育成への取り組みにも影響を与えることが懸念されます。
少子化の原因にもなっている、というのは驚きです。日本の資源は人材ですから、若い世代が明るい未来をもてるようにしなければ、国の発展もありません。
そのために、私達は何をしたらいいのか、一緒に考えてみてください。。
お話がずいぶん長くなりました。
そして、終わりのほうでは、少し堅苦しく、退屈なお話でしたね。
次回は、もっと面白いテーマでお話をしたいと思います。
お付き合い頂き、ありがとうございました。
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