『残業=頑張っている』と見られる風習と改善案

<就活・仕事>

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皆さんは残業をどのくらいしますか?

私は、「必ず残業しなければならない」時を除いては、できるだけ残業をしないように心がけています。
それはひとえに『自分の時間を大切にしたい』という思いに他なりません。

昨今では
働き方改革も進み
「定時で帰るように」とする企業や会社も増えていると思います。
そして、しっかり定時で帰る人の方が『要領の良い人』とみなされるようにもなってきていると思います。

しかし、その一方で
残業をしない=仕事に余裕があるor仕事をしていない』と捉えられる風潮も根強く残っていると肌で感じます。

私は、そのような空気感は嫌いですし、
私のように感じる人も多くいると思います。

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実際にそのように感じる空気感を作り出さない為には、どうしたら良いでしょうか。

もちろん、働き方改革が浸透すれば解決する話ではあるかもしれませんが、
今回は まだ浸透していない環境に焦点を当てたいと思います。
私個人の問題点と改善案を考えてみました。
(※あくまで私個人の話です。)


残業をしない人とは

上記でも述べましたが、
『残業をしない人で、普段の仕事において特に支障をきたしていない人は非常に優秀な人
だと思います。
(ここでは私自身の事は一旦置いておいて笑)

それは、仕事において優先事項を明確にし、
タスク管理をしっかりと行った上で、余裕を持って仕事を終わらせることができているからに他なりません。

そして、その日中に終わらせる必要の無い優先度の低い仕事は、明日以降に回すことで、残業をしないように努めている人がほとんどだと思います。

つまり、日中の就業時間内に、なんとかその日中の仕事を捌ききる努力の賜物に他なりません

問題点

残業における仲間意識

上司は、主に捌ききれない仕事量の為だと思われますが、残業するのが当たり前の状況になることが多いと思ます。

その時に、
『同じように残業している人=仲間』
『定時で帰る人=仲間じゃない
という感情が出てくると思います。
その感情自体は自然の事だと思いますし、普通の事だと思います。

しかし問題は、その感情の延長線にあります。

問題点
『遅くまで仕事をした=頑張った』
『自分と同じく残業した者=頑張った』
⇒『自分とは違い、定時で帰った=頑張っていない
という感情になることです。

もちろん、多くの仕事量の為に残業している人が大半だと思います。
しかし、中には日中ダラダラと仕事をした為に残業をせざるを得なくなった人もいるでしょう。

そんなダラダラと仕事をしている隣で、せっせと定時で帰る為に仕事をしている人と、
どっちが頑張っているかなんて言うまでもありません。

この話は誰もが当たり前のように理解できる事だと思いますが、実際のところ現実ではそう簡単な話とはならない、というのも事実です。

やはり、理由はどうあれ
『残業した仲間』という認識が強くなってしまうのです。




定時間近の仲間探し

上記の仲間意識に付随して、定時間近に残業仲間を探し始める人が居ます。

具体的には、
「今日はどうするんだい?(残業するの?)」
「帰るの?」
といった質問です。

問題点
「もう少し残ります」と答えれば
嬉しそうな表情を浮かべる。
「帰ります」と答えれば
他人事のような顔になる。
その為、定時間近にそのような質問に合いませんようにと若干の緊張感が生まれます。

自分がその質問に合うのも最悪ですが、
近くでその質問がされるのを聞くのもまた嫌ですね。

『深夜まで残った』が武勇伝化

残業で深夜まで残ったことを武勇伝のように話す人は多くいます。

さぞ多くの仕事を頑張って終わらしたんでしょう。

問題点
その武勇伝を 『周りも見習うように』と言わんばかりに賞賛され、また尊敬の念で噂されること

これもまた、悪しき風潮ですね。(笑)



他の部署に対する忙しさアピール

電話をする中で、
「こっちもだいぶ忙しいよ。自分もだけど、
〇〇くんも、△△さんも、みんな目の下にクマを作って残業しているよ。」
と他部署への忙しさアピールを他の人の名前を持ち出してアピールする時があります。

問題点
「みんな頑張っているよ」という言葉
自分に対しても向けられているように感じる。

忙しさアピールを隣で聞いたことで
どことなく定時に帰りづらい気持ちにさせられる。

勝手に人の名前を使わないで欲しいものです。(笑)


定時間近の鼓舞言動

定時間近になると決まって、「今日も残業がんばろう」と誰に対して言っているのか分からない言葉や、そのような言動をとる人が居ます。

それ自体は別に人それぞれですし、勝手にしてくれている分には何も問題はないのです。
ですが、それを全体の代表の意思みたいにして言うのは辞めて欲しいものです。

問題点
やたら大きな声での「がんばろう!」
人の顔見ながらの、「頑張りましょうか!」
⇒「あれ?これは自分もそうすべきなのか」と感じざるを得ない雰囲気になります。

そう言われてしまうと、その後すぐに帰るのがはばかれますよね。(笑)

問題点まとめ

問題点を上記でいくつか述べさせていただきましたが、根本に『残業=正義』という考えが残っている為に生じるものです。
この考えにおいては、働き方改革が浸透しない限り、どうしようもありませんので一旦横において置きます。

問題点まとめ
『残業=正義』
という考えのばら撒き・押し付け


になると思います。

何度も述べてますが、自分一人の中で抑えることができず、周りに悪影響を及ぼす人は多いですよね。
それは、残業に対する絶望感を共有することで緩和させたいという考えからきているのかもしれませんが。
だからと言って、周りを巻き込んで良い理由にはなりません。


改善案

結論から申します。

結論
『日中の就業時間中に残業の話をしないで』
『定時間近に残業の話を振ってこないで』

という二点です。

その上司が残業をしようがしまいが、その人の自由です。
しかし、それを他の人にも影響を与えようとするのは、やめて欲しいのです。

人それぞれ、大切にしたいもの(時間)や優先事項があると思うので、
それを上司とはいえ、干渉して良いものではないのです。

むしろ、上司には
「仕事は仕事だが、自分の時間も有意義に使いなさい」と言って欲しいものです。(笑)

そこまでは望みませんが、「就業時間後について干渉されたくない」ということに尽きます。

聞く人からすれば、当然のことかもしれませんが、それができない人が多いように思います。

少しでも快適な社内環境になることを祈ってやみません。

ではまた~

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